「スカンジナビア号」 2006/09/02 AM 2:00 客船スカンジナビア号が 和歌山県串本町の潮岬沖約3キロで沈没しました。 ニュース等でも結構大きく取り上げられていたので ご存知の方も多いんではないでしょうか。 私、何度かスカンジナビア号を訪れた事があったので、 このニュースを聞き、スゴク寂しい気分になったんです。 お客様と過ごした思い出も一緒に沈んじゃった様な気がして・・・。 このスカンジナビア号は、 1927年にスウェーデンで建造された客船で、 ラテン語で北極星を意味する「ステラポラリス」の名で世界中を航海後、 70年から昨年の3月まで、静岡の奥駿河湾で 日本初の海上ホテル「スカンジナビア号」として活躍してたんです。 (船の老朽化が進んだ為に営業を終了したそうです。) ![]() 優美なシルエット、内装そのままで、 なかなか魅力的なホテル&レストラン だったんですよ。 レストランに降りていく階段なんか あのタイタニックを思い起こさせる デザインで・・・・。 ・・・ってか、 タイタニック号が建造されたのが1912年で、 技術的にもデザイン的にも当時の超最先端であったことから スカンジナビア号にもタイタニック的な内装、デザインが使われていて 就航当時は「海の白い女王」と呼ばれたぐらいなんですよ。 (言い様によっては、それだけデザインが古いってなもんですが) で、 同船を貴重な海洋遺産として保存するよう 市民団体等が運動を進める中、 スウェーデンの会社がスカンジナビア号を買い取り、 ストックホルムで再び海上ホテル&レストランとして営業する事とになり 改修の為に上海に向かう途中に沈没したんです。 幸い曳航中だったので、 船には誰も乗っていなかったのが何よりの救いって感じです。 ちなみに スカンジナビア号を買ったスウェーデンの会社は大損したのかな? それとも保険金で焼け太り??? |