「温泉の正しい見分け方 その2」

白骨温泉に続いて、
伊香保温泉、水上温泉・・・たぶん、まだまだ出てくるんでしようね。

今回の一連の騒動は
昨今の温泉人気の高まりから、ホテル・旅館が乱立してしまい、
限られた源泉を分け合うこととなってしまった為、
湯量の相当多い温泉地か、源泉を持っているホテルじゃないと
「天然温泉100%かけ流し」が難しくなったのが原因だと思います。

しかし、私達の立場としては、
「あの温泉、源泉が細ってるな」・・・とか
「温泉が薄くなった感じがするな」・・・とか
「かけ流しから循環になったな」・・・とか気付いたとしても、
県や市の観光協会や温泉組合と会社との付合いがあるので
温泉やホテル等のイメージダウンになる事はなかなか言えません。

ですから、そういう場合には、
パンフには天然温泉と明記しなかったり、
場合によっては、
「料理を楽しむ・・・・・」、「四季折々の自然を楽しむ・・・・」とか
温泉そのものとは別の目的を強調してたりしています。
団体旅行であれば、
企画段階でそれとなくお知らせしたりして・・・(オフレコで)。
逆に
本物の天然温泉の場合は、
パンフに「天然温泉100%」、「源泉かけ流し」とか
温泉の特徴を結構目立つように書いたりします。

全ての旅行会社のパンフがそうとは限りませんが、
前回の「温泉の表示方法」と合わせて
旅行会社のパンフを見る時の参考にして下さればと思います。
ただ、
旅行の愉しみは温泉だけでなく、
料理や自然との触れ合い等、非日常空間そのものが愉しみなので
総合的に考えて決めて頂けれは良いかと思います。

さて、
前回の「温泉の正しい見分け方」では
温泉の表示を中心にした見分け方の話をしましたけど、
今回はちょっと応用編・・・

【外湯の充実した温泉を選ぼう】
外湯は源泉を直接引いていることが多いので、
外湯の質がその温泉地の判断基準になると言われています。
外湯の湯量がたっぷりで泉質が良い場合はその温泉街はOK!
何処がとは言えませんけど、
外湯の湯量が少なかったり、循環式だったり、泉質が怪しいと・・・
うぅ〜ん・・・・・かも。
 (源泉を独占的に有しているホテル等は別ですが・・・)

【展望温泉は・・・???】
巨大リゾート系の温泉ホテル等では、
最上階展望大温泉とか、屋上パノラマ温泉とかありますよね。
子供も大喜びだし、リッチな景色を見ながらの入浴に大人も大満足。
でも、
この手の温泉は、温泉としては良い事なしなんですよぉ。
というのは、
温泉って地面の下から湧き出るものなので、
それを最上階や屋上までポンプで汲み上げるとお湯が冷めちゃって
沸かし直さないといけなくなるので泉質がズドォーンと落ちるだって。
おまけに、
湯量にどうしても制限が出来るので循環式になっちゃうし・・・
まっ、これに関しては好みの問題かもしれませんが・・・

それでは、皆様の楽しい温泉ライフを・・・・