「温泉のお話」

相も変わらずの不景気・・・・、
旅行業界は景気に左右される傾向が非常に強いので、
有名観光地なんかでも、その影響はスッゴク大きいんです。

ついつい先月まで営業していた観光地が閉鎖していたり、
予定していた食事場所から廃業の案内があったり・・・・・。

こういう時こそ、
業界全体で盛り上げていきたいところなんですが・・・・、
やってくれました!! (2003.8)
「吉良温泉」

なんと、
何十年も前に源泉(温泉)が枯れてしまっていて、
水道水を沸かして、市販の「温泉の元」を入れたりして、
「温泉」と偽っていたとか・・・・・

こんな事されたんじゃ、
「他の温泉も大丈夫かなぁー??」・・・って思っちゃいますよね。
ホント、しっかりと盛り下げてくれました。
・・・・・なんとも淋しい話です。

そこで、
今回は、この「温泉」の話です。

実は、
「温泉」というのは、温泉法という法律で定義されていて、
その条件を満たさないものは「温泉」と名乗ってはいけないんです。

その定義によると、
「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガスで、
(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)
別表に掲げる温度又は物質(19種類)を有するものをいう。」とされ、
また「別表」では、
1.温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上のもの
2.下表に掲げる物質のうちいずれか一つが基準値を上回るもの
・・・・と定義されています。

・・・で、
その含まれる物質によって、温泉の効用って決まるんですね。

女性にお薦と言われるのが炭酸水素塩泉。
さっぱりしててお肌の保湿効果は抜群なんだそうで・・・。
そして、
MoMoが好きなのは、やっぱり硫酸塩泉系です。
無色透明でヌルットしてる、アレです。
元湯だと、石鹸が泡立たないのが気になるんだけど、
入浴後は、
ウットリするほどお肌がツルツルになって気持ちいいんです。
みなさんも
ぜひ、一度、お試しを・・・。


まっ・・・、
それはさておき、
先ほどの「吉良温泉」なんですが、
この温泉法によって、
本来なら、今は「吉良温泉」と名乗ることは出来ず、
「吉良お風呂」とでも名乗らなきゃいけないんですね。

あぁ〜ん・・・、さすがMoMoちゃん、法学部出身!!
(得意の自画自賛)

・・・ということで、
実は、
来週、この「吉良温泉(?)」に行くんです。

どうなってるかな・・・・?
寂れてるのかな・・・・・?

あの「温泉の効用」が書いてあったプレート・・・、
まだ掲げたままになってたりして・・・

その報告は次回の添乗日記で!
(オイオイ、いつからこのコーナーが予告編になったんだ・・・???)