「縁切り神社」
京都東山


縁切り寺というのは結構ありますけど、
神社というと「縁結び」のイメージが強いですよね。

ところが、
その「縁切り神社」というのが京都にあるんです。
それは、

「安井金比羅宮」

ご祭神は、かの「日本三大怨霊」とも呼ばれた崇徳天皇

 縁切りは、
 拝殿の向って左手にある
 「縁切り縁結び碑」  (左写真)で
 行います。

 名前の通り、 悪い縁を切り、
 良い縁を結ぶという事なんですね。


祈願の手順は、
1、まずは本殿にご参拝 (まっ、当然ですよね)
2、碑の近くに「形代」に願い事を書く
3、形代を持ち願い事を念じながら、碑の穴を表から裏にくぐる
4、同様に念じながら、碑の穴を裏から表にくぐる
5、形代を碑に張り付ける

・・・といった感じなんですが、
この願い事というのが、めちゃくちゃハードなのです。

碑に張られた形代は、碑をくぐっている人もいるので、
ちょっと、じっくり見る事は出来ないので、
祈願の絵馬を見てみると・・・


「嫁の〇〇が一日でも早く死にますように」

「元カレの△△の家が火事になりますように」

「〇〇が会社をクビになって、野垂れ死にしますように」

「△△の奥さんが死んで、△△が私の物になりますように」


・・・って、とってもハードというかドロドロなのもあったりします。

怖いもの見たさで行ってみるのもアリ?


場所は京都東山山麓
八坂神社と清水寺のちょうど真ん中あたりに位置していて、
高台寺からは西に歩5〜10分当たりという好立地

観光ルートとして考えるなら・・・

四条から祇園を通って八坂さん、
それから、南に歩いて、ねね様の高台寺
そして、西に歩いて、安井金比羅宮。

きっちりと「縁切り」を済ませたら、

清水通りから三年坂、二年坂を通って清水寺。

で、
清水寺の境内に鎮座するのが、
京都最強の「縁結び神社」の地主神社!

・・・って感じですかね。


write 2015.07.10