「ゴディバ」


もうすぐバレンタインですね。

最近のバレンタインは女性同士で楽しむ感が強くなりましたよね。

小中高生の女の子は別として、
20才を越えてチョコで告白なんてする女性はまずいないでしょう。

彼氏がいれば、まぁ、それなりのチョコはプレゼントしますが、
話題になっている様なパティシエのチョコは彼氏にはあげません。

例えば
サロン・デュ・ショコラで最高位を取った辻口博啓シェフとか・・・

女性は知っていても、
男性のほとんどは辻口シェフ知らないでしょうから、
辻口シェフが作ったチョコを彼にプレゼントしても

猫に小判
馬の耳に念仏

全くの無駄という事で、
女の子同士で交換して食べる方が楽しいですもんね。

男性が知っている高級チョコというと「ゴディバ」くらいでしょうか。

 ってな感じで、
 先日、後輩のT君に

 「ゴディバのマークって、
  裸の女の人が馬に乗ってるんだけど
  知ってる?」

 ・・・と聞いてみると

 「えっ? そうなんですか?」

他にも何人かの男性に聞いてみたけど、
皆、ゴディバが高級チョコという事は知っていても
マークを知らないんですね。

そこで、
今回のお話はゴディバのマークについて。

女性には当たり前でも男性は・・・って、ハイ、お勉強しましょうね。


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11世紀初頭、
イギリス、コベントリーの領主、レオフリック伯爵は、
領民にひどい重税を貸していました。
心優しいゴディバ夫人が伯爵に税を引き下げるよう願い出たところ

「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、
 コベントリーの町中を廻れたならその時は税を引き下げてやろう。」

翌朝、
彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻ったそうです。

領民たちは
そんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。

そして、
伯爵は約束を守り、税は引き下げたそうです。

ちなみに、
その時、1人だけ、ゴディバ夫人の裸を盗み見た男がいました。

その名はトム

そう、
ピーピング・トムの語源です。


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ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、
レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、
自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠したんですね。

まさに、愛のチョコ・・・ゴディバといったところでしょうか。

write 2015.02.10