「飛行機内で乗客が急死したら」 飛行機内で乗客が急死した場合、 その遺体はどのように扱われると思いますか? 私や私の周りの人は誰もそういう事態に直面したことがないので、 全く想像がつきません。 実は、この度、 イギリスのブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、 その対処法を公開したんです。 かつては、 BAでは、乗客が機内で亡くなった場合、 そのまま座席に「座らせた」状態にしていたとそうです。 席にウオツカのような強いお酒や新聞紙、アイマスクを置いておき、 「熟睡している客」 ・・・を装わせて、そのまま座席に座らせていたというのです。 要は、他の乗客に対してバレない様にごまかしていたんですね。 そして現在では、 客室乗務員が遺体の横の席に座り、到着まで寄り添うのだそうです。 遺体には首まで毛布が掛けられます。 死後硬直が起こると、 その後で遺体を動かせなくなるという現実的な問題もあるので、 ファーストクラスやビジネスクラスに空席があれば、 遺体を移動させて寝かせます。 ファーストクラスやビジネスクラスが満席の場合は、 遺体が動かないようにしっかりと包み、 他の乗客の視界に入らない場所の3席分スペースに横たえます。 シーズン等で座席に余裕がなく、 他の乗客が急死した乗客の遺体の横に座らざるを得ない場合もあります。 そういった場合には、 近くの乗客の協力と理解に感謝を示し、金券等のお礼(賠償?)をするそうです。 飛行中はカーゴに入ることは出来ませんし、 トイレやロッカーに遺体を保管することは人間の尊厳にかかわるという事からの配慮だそうです。 でも、 何時間も見知らぬ人の遺体の横に座るというのは、 何とも言えない心境でしょうね。 write 2014.07.01 |