「天ぷらの食べ方」


天ぷら・・・美味しいですよね。

私、大好きです。

ちょっとした会席料理や旅館などの夕食には必ず出てきますもんね。

でも、お客様方の召し上がり方を拝見していると、
意外に「天ぷらの食べ方」をご存じない方が多いんです。

(・・・って、私も、新人の頃に教えて頂いたんですけどね)


まず、天ぷらが盛合わせででてくる場合、
盛合わせの順番というか、盛合わせの位置には法則があるんです。

アレって、適当じゃないんですよ。
お店によって違うって事は基本的にはないんです。

実は、
天ぷらの盛合わせでは、エビやキスなど淡白な味のものが手前、
アナゴなどの濃い味のものは後ろ側に盛られてます。

淡白な味のものから順番に食べていくことで、
天ぷらの盛合わせを最後まで美味しく味わえるということなんです。

なので、頂くときには、
好きなネタから順番に食べていくのではなくて、
手前に盛付けられているネタから順番に食べるのがポイント。

また、
一口では食べられない大きさのネタは、
基本的にはお箸で一口大の大きさに切り分けてから食べましょう。

お箸では切りにくいイカとかエビ等は
歯でかじって食べなきゃ仕方ないんですが、
女性の場合は、左手で口元を隠して噛み切るところが
見えないようにしてね。 (お上品に見えます)

もちろん、歯で噛んで食べたは、
食べかけのネタはお皿に戻さずにそのまま食べて下さいね。
食べさしのネタをお皿のもどすのはブッブーなのです。
 (他の料理でも一緒です)

エビの尻尾やナスのへた等、
食べない部分はお皿の隅にまとめて置いておきます。

でも、
エビの尻尾は身体にとても良いそうなので、食べるのがお勧め。

それから、
天つゆのお椀は手にもって食べるのが基本だそうです。
塩の場合は塩皿を手に持たないで天ぷらを付けます。

私的には、天つゆより塩、抹茶塩なんか大好きです。

抹茶塩は、鶏のから揚げやフライにも合いますよ! 


まぁ、たいした事ではないですが、
知ってると、会食の時、ちょっとステキに見えるかもよ。


write 2014.06.01