「賽銭泥棒」


いきなり何なんですが、

「カラスって頭いいですよね。」

一説には、
カラスのことをして「羽をもつサル」とも言われているそうです。


・水面に浮くエサをとるために、石を水に入れて水位を挙げるとか、
・車が走ってくる場所にクルミを置いて割らせるとか、


で、極めつけは、
春日大社の神職の方からお聞きしたこの話。


ある日、
お賽銭が頻繁に盗まれている事に気づいた神職と社務所の方々は、
備え付けの監視カメラの映像をチェックしたのですが、
怪しい人物はどこにも写っていません。

「おかしいなぁ〜」
「確かに盗まれているんだけどなぁ〜」

その時、ひとりの神職が犯人に気が付いたのです。

「おい! コイツだ!!」

彼が見つけた、その犯人は・・・・カラス!

何羽ものカラスが、
賽銭箱の中から100円玉だけを選び、
くちばしに咥えて、どこかに飛び立って行ったんです。

「何なんだ? コレは??」


翌日、
神職と社務所の方々たちは、そのカラスを追っかけたんですね。

すると、
カラスたちは「鹿せんべい自販機」まで飛んで行って、
硬貨投入口に100円を入れたんです。

ガコォーン

カラスは、
自販機から出てきた「鹿せんべい」を咥えて飛んで行ったそうです。

奈良公園の鹿せんべいの自販機はシンプルな構造で、
お金入れるだけで出てくるんですね。
(昔は、鹿せんべいは屋台でおばさんが売ってました)

たぶん、カラスは
人間が購入しているのを観察して学習したんでしょうね。


それにしても賢いもんですよね。

少なくとも鹿より解雇いかも・・・・・


write 2013.10.01