「盗難注意!」


昨年の11月なんですが、
私達が宿泊していたホテルで盗難〜部屋荒らしがあったんです。

幸い、私のお客様ではなかったのですが、
警察の方が何人も来られて、結構な騒ぎになりました。
(お客様方は野次馬根性丸出しで見に行ってました)

その時には、詳しいことは当然解らなかったんですが、
先日、同じホテルに宿泊することになった際に、
ホテルの方からお話を伺う事が出来たんです。

今日、ご紹介するのは、その部屋荒らしの手口です。

宿泊先で盗難にあわない為の参考にして頂ければと思います。

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まず、泥棒は、
宿泊客を装ってホテルに入ると大浴場へ直行
脱衣場でお客様の浴衣を盗むんですね。

ホテル内で浴衣姿でいれば、疑う人はいません。

そのまま、しばらく
ホテル内の人目につかない場所に身を潜めて、
団体客の宴会が終わった頃を見計らって、再び脱衣場へ。

そう!
宴会で酔っぱらった団体客を狙うんです。

団体客は、3〜5人で一部屋になります。
皆で一緒に

「もう一っ風呂!」

・・・って感じで大浴場へ向かうわけです。

お酒が入っちゃって、
気が大きくなっているのか、警戒心が無くなってるのか、
そのまま大浴場に行って、部屋のカギを脱衣場のかごの中・・・
浴衣の下に・・・。

泥棒は、この鍵を盗むんです。

ご存知のように、
ホテルのカギにはご丁寧に部屋番号が書いてありますよね。
そのカギを使って部屋に入るんです。

浴衣を着て部屋のカギを持ってるんですから、
それこそ、堂々と廊下を歩いて、エレベーターに乗って、
当たり前のように部屋の鍵を開けて中に入れるわけです。
カギがある以上、誰も部屋にいないのは確実ですしね。

カギを持っていた人が、カギのないことに気付いたとしても、
同室の誰かが持っていったとしか思わないので、
スグには騒ぎにならないとか。

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では、
泥棒対策にはどうすればよいか?

もし、脱衣所に鍵付のロッカーがあれば、そこに部屋のカギを入れ
ロッカーの鍵は腕にはめておく。
(ロッカーは有料の場合もあります)

このロッカーが無い時は、部屋のカギはフロントに預ける。

少々面倒くさいのかもしれないけど、念には念を。

皆様も、くれぐれもお気を付け下さいね。


注意しすぎるという事はありませんよ。


write 2012.03.01