「ミシュラン京都・大阪」


10/16、
ミシュラン京都・大阪が発売されました。

毎月1日、15日更新のMoMoとしては、
日程の関係で、丸2週間遅れでのコメントなのですが、
発売後、2週間経ったお陰で、色々な話も聞けましたよ。

まぁ、
食文化に自信のある関西人からすると

「格付けされるのが嫌なら転職しろよ!!」

・・・と、
平気で言い放った、ミシュラン責任者への反発が基本!
結局、
コレが関西地区での不評の根源みたいです。

ってか、
三つ星が吉兆とか菊の井とか瓢亭・・・って、
当たり前過ぎて、何なんでしょ??・・という意見も
星の数に限らず、
京都で一度は必ず伺うべき店を網羅させて頂きましたって感じ。
特に老舗料亭・割烹が中心というのも・・・って感じでしょうか。

でも、
実は、京都って、
洋食、イタリアン、フレンチ・・・美味しい店がたくさんあるんですよね。
京都のイタリアンやイタリアンもハイレベルだけど、
京料理は、その、はるか上をいっていた・・・ということなのかな?

それから、
テレビや雑誌では、

「フランス人に日本料理(京料理)の何が分かる?」

・・・って、
感じのコメントが多かったですけど
これについては、旅行業界の人間からすれば、

「何勘違いしてるの?」

・・・って、感じです。
元々、地元の日本人に向けて作られた本じゃなくて、
海外からの旅行者向けに作られた「英語本」の日本語訳なんだから、
フランス人目線は当たり前なんですよね。

フランス人に分からない味の店なら、
欧米からの観光旅行者に紹介する意味も必要もないもん。
(東京は英語版、フランス語版が既に出てますが、京都は今からです。)

だいたい、
京料理の繊細さなんて、
大阪や神戸の人間でも「微妙過ぎて??」・・・ってのが普通だもん。

ただ、
「ます多」「美山荘」の評価は理解に苦しむし、
「俵屋」に至っては未掲載という信じられない。

余りにもクリティーが高すぎて、理解が出来なかったのかな?

どっちにしろ、
私達、一般庶民では、とても行けない高級店ばかり・・・
それどころか、
一見さんは、ランチタイム以外はお断りのお店も多いんですけど、
それは、それで良いのかな??

ちなみに、
大阪はオマケ程度の扱いで、神戸は無視!
うう〜ん、
基本は欧米向けなんだから、戦略的には正しいんだろうけど
私としては、ちょっと寂しいかも。

「安くて美味しいという阪神間の伝統は何処に??」

・・・って、
意見もありました。
実は、私も初めはそう思ってたんですが、
よくよく考えると、個人的には「粉もん」は外れて良かったなって。
だって、
アレって、阪神間のソウルフードだし。

うぅ〜ん、
これって、全然、ミシュラン評になってない?

ちなみに、
今回発売されたのは、
いわゆる「レッド・ミシュラン」
実は、
もう一つ、「グリーン・ミシュラン」ってのがあって、
こちらは観光地が星付きで紹介されてます。

このグリーン・ミシュラン日本を見れば、
ミシュランのいい加減さがハッキリしますよ。
高級料理は、私達には分からないけど、
観光地の良し悪しは解りますもんね。
ミシュランの視点・・・かなり歪んでますよぉ〜。
(フランス人は日本を日本人をバカにしているのかも?!)

もし、
同じ視点で、料理も見ているとしたら・・・

write 2009.11.01