「たぬき」


yukiちゃんと
「フィラデルフィア美術館展〜印象派と20世紀の美術」を
京都市立美術館に見に行きました。
ルノワール、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ピカソ・・・
美術音痴の私達にも素晴らしさがわかる名画ばかりでした。
(前回のエルミタージュ美術館展のほうがもっと凄かったけど・・・)

で、帰りに
yukiちゃんが小腹がすいたと言うので、
河原町でうどん・そばのお店に入ったんです。

「たぬき2つ!」
「はい、かしこまりました。」

ところが出てきたのは・・・

「げっ! し、しまったぁ〜
 京都の『たぬき』は大阪とは別モンだった!」

ってな訳で、
前振りが随分長くなってしまいましたが、
今回の話はこの「たぬき」

大阪圏と東京圏の違いは有名で、
東京圏では、
油揚げ入りのうどん、そばを「きつね」
天カス入りのうどん、そばを「たぬき」と呼ぶんですが、
大阪圏では、
油揚げ入りのうどんを「きつね」
油揚げ入りのそばを「たぬき」といいます。
大阪では天カスは取り放題の無料トッピングが一般的なんですね。
ただ、
天カス取り放題じゃない店では、
天カス入りのうどん、そばを「ハイカラうどん(そば)」って呼びます。

で、
京都なんですが、
多くのお店は大阪と同様なんですが、
古くからのお店なんかだと、
「たぬき」って注文すると
「きざみ油揚げのあんかけうどん(そば)」が出てくるんですよね。
生姜の薬味がちょこんと上に乗ってたりします。
これが、
伝統的な京都風たぬきなんですね。

冬場なら最高なんですが
夏場には熱くて熱くて、とても食べれる代物じゃありません。

「MoMoちゃん、私、ざるそば頼みなおすから、コレあげる。」
「ワガママ言わんと食べ!」
「えぇ〜、いややぁ〜〜」

(注)「ざるそば」も大阪圏と東京圏では随分違ってたりします。
   大体、関西では「もりそば」・・・ってあんまりないしなぁ〜

write 2007.09.15