2017/01/10
「エレベーターが動かない」


九州地方の某シティーホテルにて・・・

チェックイン後、
ホテルの方と簡単に打ち合わせをして、
部屋に戻ろうと、1Fフロアのエレベーターの方に歩いていくと、

ピィー、ピィー、ピィー

・・・って、警告音っぽい音が聞こえてくるんです。

うん? 何の音?
非常ベルの音ではないし、なんか聞き覚えのある音だなぁ〜

・・・って考えながらエレベーターホールに到着すると

「う、うそ?!」

3基のエレベーターが全て満員で、
重量オーバーの警告音が鳴り響いていたんです。

「へぇー、こんなの初めて見たぁ〜
 3基とも同じ階にいるのも珍しいけど、
 3基とも重量オーバーなんて・・・
 今日はこのホテル、千客万来なんだぁ〜」

・・・と、クスクスって感じで見ていたのですが、

ピィー、ピィー、ピィー

・・・という警告音が鳴りやまないんです。

「へっ? なんで?」

そうなんです!

重量オーバーの警告音が鳴っているのに誰も降りないんです。

ピィー、ピィー、ピィー、ピィー、ピィー、ピィー

その間にも、
エレベーターホールは宿泊客で混み合ってきます。

でも、エレベータからは誰一人降りません。

とはいえ、
無理やりエレベーターから引きずり降ろすわけにもいかないので
皆、憮然としながら、エレベーターの乗客を睨みつけています。

それでも、
エレベーターに乗っている人達は誰一人として降りようとせず、
というより、「誰が下りるか!}といった雰囲気です。

いよいよ、エレベーターホールで待っている皆の我慢の限度が・・・
・・・という瞬間、ホテルの方が飛び込んで来たんです。

「申し訳ございません。 しばらくお待ちくださいませ。」

・・・と私達に一礼すると、
エレベーターに乗っている人たちに対して

「重量オーバーなので、ドア近くの人は降りて下さい!」

・・・と説明している様子です。

様子です・・・というのは、それ、日本語じゃないんですね。
どうやら、某隣国からの団体客のようです。

次の瞬間、怒号の嵐が吹き荒れたんです。

エレベータの中の人達がホテルの方に怒鳴りかかるわ、
「お前が下りろ」とばかりにエレベータ内で口々に怒鳴りまくるわ、

「な、何なんだ、この人たちは?」

私、見ているのに疲れてしまって、階段で6Fまで上がりました。
6Fに上がってエレベータを見てみると、まだ1Fにいました。

当然、6Fのエレベーターホールにも待っている人が・・・

「はぁ〜、これじゃぁ〜、明日の朝食バイキングは修羅場確定だわ。
 お客様に怒られるかもぉ〜」 (T_T)


PS.
修羅場バイキングの話はまたいずれ。
スゴイかったぞぉ〜