2010/04/01
「救急ボタン」


最近では、
ホテルはもちろんのこと、
観光地やレストランでも、バリアフリーが増えてきました。

私も
ご年配の方をお連れしていることが少なくないので、
「ありがたいなぁ〜」・・・って思っています。

そのうち、
バリアフーリーが当り前になってくるんでしょうね。


で、
その日、私達が宿泊したホテルも、
バリアフリーが行き届いた「人にやさしいホテル」だったんです。

チェックアウト前の事
一階のフロアのトイレで用を足して、
右手の壁の【流す】のボタンを押すと・・・
(ペダル式じゃなくて、ボタンを押すタイプありますよね)

『ビィーーーーーッ!!』

・・・って、大きな音!

「な、何???」

ビックリして、今、押したボタンを見ると

【緊急】(病院のナースコールみたいなボタンですね)

「げっ! 大変!!」

私、急いで個室から出て、
そのまま、知らんぷりしてトイレから出て行こうとしたんですが、
その時、
2人のホテルスタッフが必死の形相で駆けつけてきたんです。

「ど、どうしよ?!」

・・・と、次の瞬間!

ホテルスタッフは、
たまたま、そこに居合わせた初老の女性を抱き上げると、

女性      「ど、どうしたんですか?」

ホテルスタッフ 「もう大丈夫です。 ご安心ください。」

女性      「ど、どこに連れて行くんですか? た、助けて!!」

ホテルスタッフ 「落ち着いて下さい。 大丈夫ですから。」

初老女性は何が起こったのか判らぬまま、
おびえた表情で、無理やりタンカに乗せられて医務室へ・・・


「おばあさん、ゴメンナサイ。 
 スタッフの勢いに負けて、ホントの事、言えませんでした。」


数分後、
お客様方とロビーで合流。

お客様 「さっき、トイレで、年配の女の人が倒れたんだって。」

MoMo  「そ、そうなんですか? 
       わ、私・・き、気がつかなかった・・・あはは」(;一_一)


おばあさん、ホントにゴメンナサイ。