「母の実家」
春一番さんの投稿
(原文のまま)


初めまして。
春一番と申します。
私自身は心霊体験は無いのですが、私の親類が多数心霊体験を経験しております。
私の母の実家は青森県なのですが、その母の実家で実際にあった怖い話を今は亡き母方の祖母から聞かされました。
怖い話を祖母から聞かされた私は夜寝るのが怖くなり、母の実家で電気を点けっ放しで寝たりしたものです。

(怖い話その1)1955〜1960年頃の話

昔(母が結婚する前ですので半世紀以上前の事になります)

母の実家で、夜の食後の団欒時に台所にある茶碗や湯飲み等の食器が地震でもないのに急にカタカタと鳴り出しました。
祖母は「魂っこが来た!」と叫んだそうです。

暫くして母方の祖父が仕事から帰って来ました。
祖母が祖父にさっきあった事を話しましたが、
祖父は「そんな事ある訳ないだろう。」と言って祖母の話を信じようとしませんでした。

祖父はその後暗い廊下の先にある部屋で窓を開けて網戸にして、横になって休んでいました。
祖父が休んでいた部屋には窓があり、窓の下は川が流れています。

暫く横になって祖父が休んでいると、
開けた窓の網戸の外から見た事もない老婆が、

「開けてくれ。」

みたいな事を言いながら、しきりに中へ入ってこようとしているようでした。

驚いた祖父は腰を抜かしてしまい、
四つん這いになりながら皆の居る居間へ逃げて来ました。

祖父から事の次第を聞いた祖母は、
台所で食器がカタカタ鳴ったのはやはり霊の仕業で、
祖父が見た老婆の幽霊と関係があるのだろうと言っていたそうです。

(怖い話その2)1975年頃の話

これは昔、私の母(茨城県在住)が弟を出産後、
子宮筋腫になり近所の産婦人科病院に入院し手術をした時の話です。

母が子宮筋腫の手術をした後の深夜の事になりますが、
時を同じくして、遠く離れた母の実家の青森では、
母の弟(私から見れば叔父)が夜中の2時頃に麻雀から帰宅して寝ようとしていたら、
部屋の襖の方から女性の呻き声が聞こえてきたそうです。

よく聞けば聞き覚えのある声だったようで、
私の母の声だと直ぐに判ったそうです。

母の弟は当時青森で私立高校の先生をしていましたが、
母が子宮筋腫の手術のために入院している事は知りませんでした。後で連絡をしてきて知ったそうです。

これは即ち生霊という事になるのでしょうか?