「挨拶?」 
写夢猫さんの投稿
(原文のまま)


高校時代、
共に応援団で頑張ってた友達がバイクで事故り、亡くなりました。

僕は学校に行き初めて知り、そのまま花を買い友の机に飾り、
学校を早退し家で凹んでいました。

部屋の真ん中で座り込み、奴の事を一人偲んでいました。
すると、
部屋全体が白く煙?霧?に包み込まれ、

「何?これ??」

と呆気にとられていると、目の前に人?が...

よく見ると亡くなった奴が立っていました。
僕は思わず、

「お前、何してんだよ?死んだんだって?」

みたいな事を奴に向かい喋っていました。
奴は寂しそうな笑顔でただ、聞いていました。
そして

「猫、悪いんだけど、
 教室のロッカーの後ろに俺の竹刀があるから、
 俺の家に持っていってくれないかな。母ちゃんに渡してくれよ。」

「ああ、わかった。ちゃんと持ってくからチャンと成仏しろよ」

僕が答えると
奴は笑いながらスーッと消えて行きました。
モヤも知らぬ間に消えて、普段の自分の部屋になっていました。

「今の夢かな?でもな...」  

次の日、
学校に行き、仲間に昨日の事を話し、
ロッカーを探してみると、竹刀がありました。

その日の内に奴の家に届けましたけどね。

奴は母子家庭でしたので、
一つ残らず、お母さんに渡して欲しかったんでしょうね。


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僕の祖父が癌になりました。
親は病院に行ったきり、家は僕一人です。

ある晩、テレビ見ながら電話してました。
すると、

「ギ〜ィ」

とドアを開ける音が

「誰?」

玄関を見ても誰もいません。

「ハァ?泥棒?」
「ちょっと、待ってて」

と電話の相手を待たせ、
風呂、トイレ、2階、押入まで確認しに行きましたが誰もいません。

おかしいな・・・と思いながら、又、電話をし始めました。

今度は玄関を見ながら。。
すると、又、

「ギ〜ィ.。ガタン」

しかし、ドアは開いてないのに。。

「悪ィ。電話切るは」

僕はそのまま、電話の前で待ちました。
30分後、母から訃報の連絡が入りました。