「金縛り」
かみやさんの投稿
(原文のまま)


10月頃の長野・白馬の山奥に出張したときのことです。

観光シーズンではありませんので、
観光客もほとんど見当たらず、閑散としていました。

同僚3人と他の会社の人3人で、
あるペンション(名称は覚えておりません)に宿泊しました。

ネットで探して、予約をいれた普通のペンションでした。
ただ、
私が通された部屋は角部屋で、
南側と東側に大きな窓があったのですが、
そこから臨む景色がお墓一色でした(笑)

しかも、
南と東の窓を結んだ位置にベッドがありました。

仕事始めで顔合わせも兼ねて、夜は近所の居酒屋で宴会でした。
しかし、
移動の疲れもあり、全員11時には部屋に戻りました。

部屋にはユニットバスがあり、
私はシャワーだけ浴びて、すぐに布団に入りました。
クーラー苦手で、窓全開で寝ました。

あ〜くるくる、やっぱりきたかぁって。

その日はそんな感じで金縛りにかかっちゃいました。

部屋の入口近くに人の気配を感じたんです。
あっ、おばさんだ。(もちろん、知らないおばさんですよ。)

気づいたときに金縛りが解けて、
ふと時計を確認したら2時だったんです。

かなりのビビリなんですけど、
疲れてるから寝かしてくれっと思い、すぐに寝ちゃいました。

いつもなら金縛りは1日に1回なんです。

でも、ふたたび金縛りにかかりました。

えっ、2回目?

と考えてたら、
さっきのおばさんが近づいているのわかりました。

ベッドの側まで来ていました。かなりの恐怖でした。

気づいたときには、金縛りが解けていました。
布団頭からかぶって寝ましたよ。

時計を見たら、4時でした。
このとき、ふとよぎったんですよ。
2時間おきかぁ、気持ち悪いなぁって。

でも、すぐに寝ちゃいました。

予想的中!
なんと3回目の金縛り orz

おばさん来ないでぇ〜と思って、
頭の中で

「げぇ〜怖い!もう勘弁してよ。おばさん、あっち行って!」

と思っていたら、耳元で

「大丈夫。・・・怖くないよ。」

って。

私、幽霊にそんな一言を言われるほどビビリなんです。

時計を見たら、6時でした。